ケベックシティー

カナダ留学を考えている人にとって、現地のルールや文化の違いを理解しておくことはとても大切です。日本とカナダでは、社会のルールや常識が異なる点が多く、事前に知っておくことでスムーズな留学生活を送ることができます。ここでは、カナダでの留学生活で気を付けるべき、日本とは異なるルールをいくつかご紹介します。

1. 交通ルール

1-1. 歩行者優先の意識

カナダでは、日本以上に歩行者優先の意識が強く、信号のない横断歩道でも車が止まって歩行者を優先します。横断歩道の前で待っていると、車が必ず止まってくれるので、歩行者は安心して道路を渡ることができます。歩行者としてのルールを守りながら、車を信用して無理に走ったりせず、堂々と渡ることが重要です。

1-2. 右側通行と左折のルール

カナダは右側通行の国です。自転車や車を運転する際には、右側通行に従って走行します。また、信号が赤でも右折が許可されている場合が多く、右折する際には注意が必要です。ただし、モントリオールでは赤信号での右折は禁止されています。地域によって異なる交通ルールがあるため、滞在する都市のルールを確認しましょう。


2. 飲酒や喫煙に関するルール

2-1. 飲酒の年齢制限

カナダでは飲酒の年齢制限が厳しく、州によって異なるものの、通常は19歳から飲酒が可能です(ケベック州とマニトバ州、アルバータ州では18歳)。日本では20歳が法定年齢となっているため、この違いには注意が必要です。また、バーやレストランでお酒を注文する際や酒類を購入する際には、必ずIDチェックがあります。パスポートや政府発行の身分証明書を持参しておくと安心です。

2-2. 公共の場での飲酒は禁止

カナダでは、公共の場所での飲酒が厳しく禁止されています。例えば、公園やビーチなどでアルコールを持ち込んで飲むことは法律違反となるため、アウトドアでのイベントやバーベキューをする際には、必ずルールを確認しましょう。違反した場合には、罰金が科されることもあります。

2-3. 喫煙に関する厳しい規制

カナダでは、喫煙に関する規制が非常に厳しいです。公共の建物内やレストラン、バー、バス停、学校周辺など多くの場所で喫煙が禁止されています。また、屋外であっても特定の区域では喫煙が制限されているため、喫煙者の方はルールを確認してから喫煙するようにしましょう。また、カナダでは大麻の使用が合法化されていますが、公共の場での使用は禁止されており、一定の規則に従う必要があります。


3. ゴミの分別とリサイクルのルール

カナダでは、日本と同様にゴミの分別やリサイクルの意識が高いですが、具体的なルールやシステムは都市によって異なります。例えば、バンクーバーでは非常に厳しいリサイクルのルールがあり、リサイクルできるものをゴミと一緒に捨てると罰金が科されることもあります。主な分別項目としては以下があります:

  • プラスチック、ガラス、金属のリサイクル
  • 紙類、段ボールのリサイクル
  • コンポスト(生ゴミ)
  • 不燃ゴミ(燃やせないゴミ)

滞在する地域の自治体のルールをしっかりと確認し、それに従ってゴミを出すことが求められます。


4. 医療制度と保険

カナダは、日本と異なり、国民皆保険制度がありません。カナダに住んでいる人は、州によって異なる医療保険に加入する必要がありますが、短期留学生やワーキングホリデーで訪れる留学生には公的な医療保険が適用されない場合があります。そのため、渡航前に必ず海外旅行保険に加入し、滞在中に病気やケガをした際の医療費をカバーできるようにしておくことが重要です。カナダで医療を受ける際には、診察代や治療費が非常に高額になる場合があるため、保険未加入での治療は避けるようにしましょう。


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  • 5. 文化的なマナーとルール

    5-1. 公共の場でのマナー

    カナダでは、公共の場での行動に関するマナーが重視されます。例えば、列に並ぶ際にはしっかりと順番を守ることが当たり前ですし、電車やバスでは大声での会話や電話は避けるべきです。また、カナダ人は礼儀正しさを大切にしているため、日常会話でも「Please(お願いします)」や「Thank you(ありがとう)」といった言葉を頻繁に使います。日本と同様に、相手への思いやりや礼儀を忘れないことが大切です。

    5-2. チップの習慣

    カナダでは、日本にはない「チップ」の文化があります。レストランやカフェでの食事、タクシーの利用、ホテルの清掃サービスなど、サービスを受けた際にはチップを渡すことが一般的です。通常、レストランでは総額の15~20%のチップを渡すのがマナーです。チップを渡さないと無礼とされることもあるため、事前にチップの習慣を理解しておくことが大切です。


    結論

    カナダ留学中は、日本とは異なる多くのルールや文化に直面することがあります。交通ルールや飲酒・喫煙の制限、ゴミの分別方法、医療保険の重要性、そしてチップの習慣など、現地のルールに従って行動することで、トラブルを回避し、快適な留学生活を送ることができます。

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