ブリスベン

オーストラリア留学は、自然豊かで安全な環境、質の高い教育機関が多いことから、多くの日本人学生に人気があります。しかし、留学生活をスムーズに進めるためには、事前に知っておくべき文化や生活の違い、注意点があります。ここでは、日本人がオーストラリア留学で気を付けるべきポイントを5つ紹介します。

1. 気候の違いと適応

オーストラリアは広大な国で、地域ごとに異なる気候を持っています。例えば、シドニーやメルボルンは四季があり、夏は非常に暑く、冬は比較的寒いですが、日本ほど寒くはありません。ブリスベンやケアンズのような北部地域では、年間を通じて温暖な気候が続きます。

注意点:

  • 季節が日本とは逆で、1月が真夏、7月が真冬になります。留学のタイミングに合わせた衣類の準備が必要です。
  • 日差しが非常に強いため、紫外線対策(日焼け止め、帽子、サングラスなど)は必須です。特に日本ではそこまで意識しない人も多いですが、オーストラリアでは皮膚がんのリスクが高いことから、現地の人も日焼け対策に力を入れています。

2. 生活費の管理

オーストラリアは生活費が高めの国として知られています。特に大都市では家賃や食費が高くつくことがあり、予算管理が重要です。留学中の生活費をしっかりと計算しておくことが大切です。

注意点:

  • シェアハウスが一般的な住居スタイルで、留学生は家賃や光熱費を分担することが多いです。留学先での住まいを見つける際には、交通の便やセキュリティ面も考慮しましょう。
  • 食費については、外食は高めなので、自炊を心がけると節約になります。オーストラリアには大規模なスーパーがあり、様々な食材が手に入りますが、日本の調味料や食材は割高なことが多いので、必要なものは持参すると便利です。
  • 学生ビザを持つ場合、2週間で最大48時間までのアルバイトが許可されています。アルバイトを通じて生活費を補うことも可能ですが、学業とのバランスをしっかり考える必要があります。
    参考:オーストラリア政府

3. 学業の進め方と文化的な違い

オーストラリアの教育は、日本とは異なるアプローチを採用しています。学生には自主的な学習グループワークが強く求められ、授業中のディスカッションやプレゼンテーションも多く行われます。

注意点:

  • 積極的に発言し、質問する姿勢が求められます。日本では授業中に静かに先生の話を聞くことが多いですが、オーストラリアでは参加型の授業が主流です。
  • 課題や試験では、独自の考えや意見を持つことが評価される傾向が強いです。他人の意見に頼らず、自分の意見をしっかりと述べる能力が重要です。
  • リサーチやエッセイの提出も頻繁にあります。特に、引用の方法や盗作防止に厳しいルールがあるため、事前に英語のアカデミックな書き方や引用ルール(APAやMLAなど)を理解しておくと良いでしょう。

4. 英語力の向上と日常会話

オーストラリア英語は、独特のアクセントやスラングが多く、日本で学んできた標準的な英語とは少し異なる点があります。最初はそのアクセントに戸惑うこともありますが、慣れることで大きな壁にはなりません。

注意点:

  • スラング省略された言葉が日常的に使われます。例えば、”afternoon”は”arvo”、”breakfast”は”brekkie”といった具合に、聞き慣れない言葉が多いかもしれません。これらに慣れると、現地の会話もスムーズになります。
  • 現地での生活や勉強を通じて英語力を向上させるためには、積極的に現地の人と交流することが大切です。留学生同士で固まってしまうと、英語力の向上が遅れる可能性があるので、現地のコミュニティやクラブ活動に参加するのも一つの方法です。
  • 聞き返す勇気を持つことも大切です。分からないことがあったら、その場で質問して理解を深める姿勢が必要です。

5. 文化的なマナーと社会的なルール

オーストラリアは多文化社会であり、様々な文化や背景を持つ人々が共存しています。日本と異なるマナーや社会的なルールを理解することで、スムーズな留学生活が送れます。

注意点:

  • フレンドリーでオープンなコミュニケーションが一般的です。オーストラリア人は気さくで話しやすい人が多いですが、プライバシーや個人の空間を大切にする傾向もあります。無理に親しくなる必要はありませんが、挨拶やちょっとした会話を大事にしましょう。
  • タバコの喫煙には厳しい規制があります。公共の場所や大学の敷地内では禁煙が一般的で、喫煙場所が限られているため、喫煙者は注意が必要です。また、オーストラリアではタバコが非常に高価です。
  • 交通ルールも日本と似ていますが、横断歩道を渡る際には必ず信号を守ることが求められます。歩行者の権利が尊重される一方で、信号無視は厳しく取り締まられることがあります。

まとめ

オーストラリア留学では、気候や生活費、学業の進め方、英語力、文化的なマナーといった様々な要素に気を配る必要があります。事前にこれらの違いや注意点を理解し、しっかりと準備を整えることで、スムーズに留学生活をスタートさせることができるでしょう。積極的に現地の文化に触れ、学業とともに新しい経験を楽しんでください。

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